レクサプロとは

有名な医師

レクサプロは今日本で発売されている抗うつ薬のなかで、最も新しいSSRI系の薬剤です。SSRIとは選択的セロトニン再取込阻害薬の略で、セロトニン吸収を防ぐことで、うつ病を治療します。 これまで抗うつ薬は薬効を高めると副作用も強くなってしまうことが問題でした。しかし、このレクサプロは副作用が少なく、かつ薬効もある程度高いものとして、そのバランスの良さが優れています。 レクサプロの際立った特徴の一つに、使用開始時の服用量がその後もあまり変わらない、というのがあります。これまでの抗うつ薬はたいてい少ない量から始めて徐々に量を増やす、という処方をとらなければなりませんでした。しかし、このレクサプロは始めから治療に十分な量を服用できますので、それだけ薬の効き目が早く出るのです。 うつ病治療は、その長さや副作用から、患者に負担を強いてきました。このレクサプロの登場を契機に、少しでも短く、患者の苦痛を減らす治療が進められることでしょう。

副作用が少なく、効果も高いレクサプロですが、欠点があります。それは、薬価が高い、ということです。他の抗うつ薬と比較しても、値段は高めになります。反面副作用は少ないので、働きながらうつ病を治療したい、という方には最適の薬と言えるでしょう。 ただ、どのような薬剤についても言えることですが、ことに精神疾患においては人によって薬が効いたり効かなかったりします。合う、合わないがあるのです。レクサプロは効き目の出るのも比較的早めですので、医師に処方されてから1〜2ヶ月たっても何も薬効が感じられない場合は、他の薬に替えることを医師と相談してみましょう。 うつ病治療は時間のかかる作業です。いくらレクサプロが薬効が早いと言っても、効いてきたからと言ってすぐに服用をやめてしまっては、何もなりません。根気よく、医師の指示があるまで飲み続けましょう。それが一番の治療の早道でもあるのです。